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だれかさんのビジネスモデル

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複数キャッシュポイント!!

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【概要】
ある自転車回収業者のビジネスモデルを転用してみました(→最強ビジネスモデルの著者がやってるらしいです)。ひとつの商品を何回もしがむというモデルで、キャッシュポイントを複数持つことで高い利益率を確保することができます。全てのカフェが、このモデルを実践すべきと思うのですが、やらない理由を知りたい!

【ターゲット】
ターゲットは、①家のミルで豆を挽いて飲む人、②テイクアウトが基本の会社員、③カフェ利用者の3者です。
エンゲージメントの高さは、①>②>③となると思います。
①は、コーヒー豆へのこだわりが強く、豆を挽いた時の香りなどから存分に味わいたいという層だと考えています。納得すれば、ある程度高価でも購入するはず。
②は、①ほどではないものの、どうせなら出来たての美味しいコーヒーを飲みたいという層です。朝、多くの会社員が通る通勤経路で、コンビニよりも安い価格で販売すれば、売れること間違いなし。
③は、コーヒーというよりも場にお金を払っている層であると想定しています。コーヒー豆がどんなものなのかはどうでも良くて、落ち着いて読書や勉強ができる場を求めています。

【提供価値】
①にはふつうは手に入れにくい高価なコーヒー豆を、②には出来たての安価なコーヒーを、③にはコーヒーの出がらしで調理した料理を提供します。
原価が発生するのは①のみであり、②や③はそれぞれ少しずつ加工すれば作れるものなので、原価はほとんど0に近いです。したがって、②や③の利益率は高くなる。
そこで総利益額をそのままにしつつ、販売価格を①には高めに、②には低めに、③には平均、と設定することで、競争優位性を獲得することができます。

ひとつの商品で複数のキャッシュポイントを設けておくと、後半にいくにしたがって、原価が低くなり、利益率が高くなります。それぞれ、ターゲットに合わせた提供物にするために頭をひねらないといけませんが、ニーズとマッチさえすれば、とても効率の良いモデルだと感じました。

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